結納返しとは?

結納をするカップルが増加中

一昔前までは、バブル期の派手婚の影響で地味婚が流行し、結婚式をしないカップルや結婚式をシンプルな形で行うことが定番でした。
しかし、2000年に入り少しずつ結婚式のトレンドに変化が出てきており、最近では昔ながらの形式で結婚式を挙げるというカップルが増えてきています。
一生に一度のことだから昔からのしきたりに従って行いたいと考えたり、核家族化の影響で両親から自分たちにとっても一度の結婚式だからしっかりとやって欲しいとリクエストされたりすることが多くなっているのです。

そこで、昔ながらの式ということで結婚式では和装を身につけるというカップルも増えていますし、段階を全て踏もうと結納を行うというカップルも増えています。
とはいえ、両親もきちんと結納を行なっていないケースも多く、知識が不十分という人も多いです。
そこで、ここでは結納の中でも結納返しがどのようなもので用意するものはどういったものになるのかを紹介していきます。

結納返しとは

結納品や結納金といった結納時に渡すものは男性の家から女性の家へと持参をするものです。
そこで、これらのお礼として、女性の家から男性の家に対して贈る品物やお金のことが結納返しと言われます。

結納返しは基本的には決まりがあり、地域によって違いがあります。
そこで、まずは地域でどういったものを用意するのかということを確認することが必要です。

結納返しとして一般的に用意するのが目録、御袴料(おはかまりょう)家内喜多留(やなぎだる)といったお金、熨斗、昆布、するめ、友白髪、末広といった縁起物があります。
これら全てを用意するとなるとかなりの費用が必要となり、家庭によっては負担が大きくなってしまうこともありますし、用意が難しいケースもあります。
そこで、両家で話し合って簡略化をしたり、記念品のみを贈るようにしたりという話し合いをするケースもありますから、事前の打ち合わせで詳細を確認するようにしましょう。

最近多いケースとしては記念品のみにするケースや御袴料として一生もののスーツや礼服を用意するケースもあります。
ずっと使えるようにネクタイピンを用意したり、貴金属を用意したりするのも喜ばれます。

場合によっては新生活に必要なものを用意して結納返しとするという場合も増えているようです。
新居に用意する家具や家電といったものを購入して贈るというケースもありますし、場合によっては家族の記念写真を残せるようにとデジタルカメラを用意するというケースもあります。
あくまでも女性側の家から男性側の家に贈るものということになっているので、極力このような家具や家電といったアイテムを用意するにあたっても男性が使うものや男性が欲しいと思っているものを用意する方が無難です。